官僚が新しい言葉好きな理由
私の父は国の研究機関で研究職をしている技官だ。
その父から聞いた話が主な情報ソースなのだが官僚が
新しい言葉好きな理由には予算が大きく関わっている。
利権のためかどうかは知らないが所属する省からは
予算を多く取り使い切るよう圧力がかかる。
しかし財務省は予算のチェックが仕事だ。
下手な予算要求は当然通してくれない。
そんななか官僚は通りそうな予算要求を考える。
しかしそういつもアイディアが浮かぶものでもないだろう。
そこで行われる常套手段がアイディアの使いまわし
昨年と同じ予算案を出したりしてみる。
だが毎年同じ案が出ていれば、その効果や必要性に誰だって疑問を持つ
父のような研究職であれば『それ成果でてるの?今後成果出るの?成果出たらもういいでしょ?』
という具合なわけだ。
そこで行われるのが言葉の言い換え、とりわけ新しい言葉は
新しいことをしているような感じを与えることができるので受けがよい
笑い話だが
「○○が遺伝子に与える影響」
「○○がDNAに与える影響」
「○○がヒトゲノムに与える影響」
という三段活用で三回も同じ研究の予算をとった猛者もいるらしい。
新しい言葉を使って予算を取るのに古い言葉を再定義するのも良くある手段
古い言葉を狭義に再定義することで新しそうな感じを出す…
『2.0』ブームを一番ありがたがったのは官僚じゃないかな?
IT⇒ICTにも同じにおいを感じます。
ビジネスマンの新しい言葉好きの原因の一端は
日本の中心たる中央官庁の官僚のそんな体質があるんじゃないかなとひそかに思ってる。
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コメント
「○○が遺伝子に与える影響」,「○○がDNAに与える影響」,「○○がヒトゲノムに与える影響」には感動.
机の下で面白いことをしようとおもっても机の上に何か広げておく必要がありますものね.
ちなみに IT からICTは「実際にはインターネットも携帯も通信なのに」という通信屋の思いと,
計算機なら経産省,通信なら総務省という縄張り争いが...
投稿: 下っ端研究者 | 2007年7月21日 (土) 11時58分